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FESTIVAL DE CANNES

『X-MEN:ファイナルディシジョン』のVFXについて

みなさん、こんにちは。ユキです。
今日は、みなさんに『X-MEN:ファイナルディシジョン』のVFXについて書きたいなぁ〜と思います。このブログのきっかけとなったカンヌ映画祭にて、この作品のVFXを担当した、VFX界の巨匠とも言われる、ジョン・ブルーノ氏(「タイタニック」や「ターミネーター2」などのVFXで、アカデミー賞を受賞)に話を聞く事が出来たんです。

ジョン・ブルーノ: 
『この作品は、2005年4月28日にスタートしたんだ。特に難しかった所は、エンジェルとストームの場面。エンジェルの空を飛ぶシーンはCGを使ってないんだよ。撮影場所はカナダのバンクーバーで、クレーンにワイヤーを吊るして実際に演じてもらった。信頼してくれてね。だから、公開になってそのシーンを見たら、あれはリアル映像なんだって見てほしいね(笑)。また、ストーム=ハル・ベリーのシーンは危ないアクションが多かったんだ。だけど、ハルはもっとやりたがったんだよ。3回ぐらい撮り直したんだけど、1回に付き20回転以上はしていたんだ。』

『また、オープニングのところで25年前にさかのぼるんだけど、あれは、サンタモニカでの撮影だった。プロフェッサーXもマグニートも25年前に戻らなきゃいけない。だから、顔をちょっと若くした。これはLOLOと呼ばれる再生ソフトを使ったんだ。このシーンにも注目してみてもらいえると嬉しいな。また、今回は多くの水を使ったエフェクトが多いんだけど、そこもすごく見物だと思う。自信作さ。』

『あと今回、特に頑張ったのは後半に出てくるサンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジの場面。僕自身がサンフランシスコ出身なので、あの象徴とも言われる橋を使ってみたかった(笑)。いつも、見慣れれている橋だから。ただ、その橋をベストアングルの状態で見せるのは難しかったよ。その橋を浮かせて動かせてアルカトラズ島につなげる。このシーンは、橋の一部の実物大のセットとアルカトラズ島の一部のセットを使って、島をデジタル処理し、CGで作ったセットと実際の実写に合成させて作ったんだ。ダイナミックに作り上げられたと思うよ。』

『面白いエピソードと言えば、最後のウルヴァリンとジーンの感動のシーンだが、これを撮るのに、ヒュー・ジャックマンは裸で挑まなければならなかった。だから、僕は何回も彼の裸体を見ながら、そのシーンを作ったんだ。アハハ、うらやましいかい?(笑)。とにかく、どのシーンも納得のいくものが出来たと思っている。みんなの目でそれを確認して欲しい。そして、楽しんで欲しい。』




そもそも、映画のVFXとは?VFX(ブイエフエックス)とは、Visual Effects(ビジュアル・エフェクツ)の略で、映画や特撮ドラマで現実には見ることのできない画面効果を実現するための技術のことを言います。特に、撮影現場での効果やフィルム上の効果をSFX(Special Effects、特殊効果)と呼ぶのに対し、主にフィルムをスキャナでデジタル化し、コンピュータグラフィックスなどを加えた、撮影後に付け加えられる効果をVFXと言います。また、両者を同じと考える人もいるようです。要は特殊効果の事。

by YUKI-2006 | 2006-08-08 13:48 | 番外編 | Trackback
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